不眠症には、どの精油を選べばいいの?

アロマメディエーターうえむらです。

不眠症、アトピー、筋肉痛、花粉症、肌荒れ。

自分の悩みに「どの精油を選んだらいいのかわからない」ということ、ありませんか。

「不眠症」で調べても、それぞれの本やWEBサイトで異なる精油が紹介されていて、いったいどれが本当にいいの?どれでも大丈夫なの?と、混乱してきますよね。

おすすめレシピの精油を持っていない、あるいは高くて買えないんだけど、手元にある精油では代用できないの?と思うことも。

今回は、そんな悩みをお持ちの方のためのおせっかい記事です。

アロマテラピーのおすすめ精油、どれが正しいの?

アロマの本やWEBサイトで紹介されているレシピは、同じ症状、たとえば「不眠症」に対するものでも、おすすめの精油やその配合が違ったりします。

不眠症におすすめのアロマ

今回は、なぜ人によって、おすすめ精油が違うのか、説明していきたいと思います。

①精油を選ぶ根拠は、複数あるから
②セラピストや講師の事情が違うから
③原因や心身の状態は人によって違うから

詳しくは、この先でご説明しますが。

結論を言ってしまうと、おすすめ精油が違っても、どれも間違いではないけど、効果が出るかどうか=自分にどれが合うかどうかはわからない、ということになります。

精油を選ぶ根拠は、複数ある

セラピストや講師は、たいてい、以下の複数を根拠として、自分なりのおすすめレシピを提案しています。

1.伝承
2.成分
3.エビデンス
4.経験値

それぞれ、詳しく説明しますね。

1、伝承を根拠にする
何千年という長い歴史の中で、植物や植物を加工したものを、治療、健康維持、美容などに利用してきた、その経験に基づく情報を参考にしたものです。「精油」という形になったものに、それらの情報がそのまま当てはまるわけではありませんが、参考になる点は多々あります。

2、成分を根拠にする
精油は、数十~数百の成分の集合体。各成分には、それぞれに作用があります。「眠れない」や「痛い」の改善に見合う成分はたくさんあり、それらの成分をを含む精油もまた、たくさんあるため、複数のおすすめ精油が存在するのです。

3、エビデンスを根拠にする
伝承や成分などの情報をもとに仮説を立て、一定のルールのもとで専門家が行った試験や検証で得られた結果=“エビデンス”を参考にします。セラピストや講師は、香りや嗅覚、精油等の分野の新しいエビデンスの情報をキャッチして、精油選びに生かしています。

4、自身の経験値を根拠にする
上記1~3や自分なりの気づきなどを元に、自分や周囲の人に使って、実際に効果を感じられたものを参考にします。「自分や友達に効いた=誰にでも効く」ではありませんが、よい結果が得られたという事実は、その後の精油選びに影響を与えます。

セラピストや講師の事情が違う

多くのセラピストや講師は、スクールで勉強し、資格を取得するというプロセスを踏んでいます。

資格を与える団体によって、学ぶ精油の種類は異なり、特にポピュラーな15~20種類くらいの精油は共通して学びますが、それ以上は、違いがあります。

その団体ごひいきの精油ブランドも必ずあり、そのブランドで扱っていない精油は、まず学ばないので、知識や経験値が不十分で、おすすめに挙がらないということもあります。

また、その香りが苦手、高価すぎる、他で代用できるなどの理由で買わない、使わないといった精油も、おすすめに登場しにくくなります。

マイナーなものも含めると、精油は数百種類あると言われていますが、いくらセラピストや講師でも、買い揃えられる精油の数には限りがあります。

結局は、学んだり経験したりした範囲の中でのおすすめになるので、違いがあるのは当然なのです。

原因や心身の状態は人によって違う

たとえば、「眠れない」「痛い」という表面的な症状にフォーカスするか「なぜ、眠れないのか」「なぜ痛いのか」という原因にフォーカスするのかで、精油選びは変わってきます。

原因までフォーカスすると、原因ごとに違ったおすすめが出てきます。

また、相手が違えば、香りの好み、年齢や性別、その方の心身の状態も違ってくるので、やはりおすすめ精油も違ってきます。

これ、病気の治療と考え方は同じ。

同じ病名がついていたって、さまざまな薬や治療法がある中で、どれがその人に合うかなんて、お医者様だって確信はありません。

いろんな情報を加味しながら、その時その時、その人に合うのでは?と思う方法を探りながら治療していきますよね。

不眠症という1つの症状に、いろいろな精油がおすすめにあがってくるなんて不思議、ではなく当然だし、これが合わなければ、次はこっちと、試行錯誤するのも普通のことなのです。

ひたすら試す?アロマの専門家になる?

そうはいっても、おすすめ精油の中から、どうやって自分に合うものを探せばいいのでしょうか。

アロマテラピーに精油はマストですが、どの精油を選ぶかをはじめ、希釈率、基材、使い方、使う人など、さまざまな条件が絡みあって、効果が出たり出なかったりします。

アロマを専門に学んでいても、絶対という答えはありませんが、ましてやアロマ素人さんが、自分に合うものを本やWEBサイトの情報だけで見極めるのは、簡単ではありません。

自分に合うものを見つけ出す方法として考えられるのは、以下の3つ。

①ともかく試してみる!
まずは、おすすめの精油の中で、香りが好き、手ごろな金額のものを選んで試してみてください。もし効果がなかったら、また別のレシピを試してみましょう。

とはいえ、時間がかかりすぎると辛い時間が長引いてしまうし、新たな精油を購入する費用も必要になるので、2,3回試す、が限界かもしれません。

②自分がアロマの専門家になる
自分が知識を身に着ければ、いろんな症状に対するおすすめ精油がわかります。ただ、その知識を身に着けるには、ざっくり、最低でも1年間、20万円くらいは見込んだほうがいいでしょう。

アロマテラピーの資格取得にいくらかかる?主要な団体を一覧で比較

③アロマの専門家に聞く
セラピストや講師にカウンセリング、アドバイスを受け、おすすめ精油を使って施術をしてもらったり、クラフトを製作して使用したりします。

アロマクラフトは、法律の規制により、講師が作ったものを購入することはできません。材料を用意してもらい、教えてもらいながら自作し、自己責任で使う、ということになります。

アロマの専門家にアドバイスを受ける、という選択について

「不眠症」におすすめとして、本やWEBサイトで紹介されている精油の多くは、比較的、汎用性の高いもの。これでよい効果を得られることも、もちろんあります。

でも、誰かの眠れないにはマッチしても、あなたの眠れないにはマッチしないかもしれません。

効果を実感できないとか、できるだけ早く、効率的に効果に結び付けたいのなら、「アロマの専門家にアドバイスを受ける」方法が一番かもしれません。

アロマの専門家 相談

あなたのプロフィールや原因にフォーカスして、あなたのためだけのおすすめ精油を提示してもらえますから。

また、自分に合うかどうかわからない精油を、何種類も揃えるのって、けっこう負担です。講師の持っているもので試し、自分に合う精油が見つかったら、それだけを購入するほうが無駄も少ないですよ。

合う精油や合う方法がわかったら、セルフでできるようになり、通い続ける必要もありませんから。

最後は、自己責任だから……

アロマテラピーは、薬などに比べたら副作用も少なく安全性も高いと言えますが、裏を返せば、薬ほどには即効性や明確な効果を得にくい、とも言えます。

また、アロマで効果を出しやすい症状とそうでないもの、得意・不得意があります。

そんなことも含めて。

専門家にアドバイスを受けるのはおすすめですが、最終的にどうするかは、自分で決めなくてはならないし、使った結果についても、アロマテラピーは自己責任となることを覚えておいてくださいね。

どうやって、よい専門家を見つけたらいいの?というお悩みがおありでしたら、ご相談ください☟

MoaMoa Mommy
精油選び、おすすめレシピ、アロマの専門家選びに関してのご相談は、HPの連絡フォームより承ります。

“飲める精油”、“精油を飲む”は、なぜブームになった?

アロマメディエーターうえむらです。

“飲める精油”とか“精油を飲む”といったキーワードが、ここ数年、アロマ市場?業界?を賑わしていますね。

最近は少し落ち着いた感がありますが、一時、私も何人もの方から、意見を求められたり、相談されたりしました。

以前、発行していたメルマガ「秘密の香庭」で触れたテーマで、当時、反響もあったことを受け、何度かに分けて、おせっかいブログを書いてみようと思います。

「精油は飲まない」が、お約束だよね?

アロマを少しでも勉強したり、使ったりしたことのある方は、何かしらで情報を得て「精油は飲まない」と、インプットされていると思います。

精油を飲む方法は、確かに存在します。

でもそれは、セラピストや講師、販売する人たちが積極的に勧めて飲ませるとか、自己責任で飲むから大丈夫~と、アロマ初心者が安易に飲むべきものではありません。

なぜなら、精油は非常に高濃度。

その濃さは、元の植物の状態の100倍とも200倍とも言われています。

この数字の明確な根拠はよくわかりませんが、採油率(原料となる植物の量と抽出できる精油の量の比率)から考えても、かなり濃縮されたものであることは容易に想像できます。

主な精油の採油率
・ラベンダーアングスティフォリア 0.6-0.7%
・スイートオレンジ 0.6%
・カモミールジャーマン 0.05%
・ゼラニウム 0.15%
・ローズオットー 0.02%

採油率が少ないほど濃いとか、作用が強いとかいう単純なものではありませんが、かなりの高濃度であることは理解できますよね。

だからこそ、薬理効果も期待できる。

だからこそ、使い方次第で副作用の心配もでてくる。

だから……。

吸入する、塗る、飲むという使い方の中で、

・副作用を引き起こす可能性が高い
・副作用が起きたときのリスクが大きい
・未知の部分が多い

飲む方法は、やめておきましょうよ。

まずは、安全性の高い他の方法でアロマテラピーのよさを享受しましょうよ。

ということです。

精油を飲む 飲む精油

他にも、安易に飲まないほうがよい理由は、いろいろあるんですけどね。 それにしても、なぜ、こんなにも“精油を飲む”が流行ってしまったのでしょうか。

“飲む精油”、“精油を飲む”が、ブームになった背景を考えてみる

もともと、アロマテラピーを学んだり、取り入れたりするのは、圧倒的に女性が多いのですが、“飲む精油”、“精油を飲む”に傾倒するのは、なおさら女性が多いように思います。

目新しいもの好き、おすすめ好き、すすめられ好き、自然志向、共感好き。

そんな“女性あるある”に、“飲む精油、“精油を飲む”は、ヒットしやすかったのでしょうね。

じつは、 “飲む精油、“精油を飲む”を積極的に推奨しているのは、おおむねネットワークビジネスの手法で精油を販売する方たち。

すごいものに出会ってしまった!という高揚感。商品のすばらしさを伝えなくてはという使命感。ビジネスとして成功できるかもという期待感。

商品とビジネスの仕組みに魅了され、ファンや仲間作りのため、次々と知人に声をかけていくわけです。

SNSやブログなどの媒体の普及とも相まって、“飲む精油、“精油を飲む”情報が、あっという間に広がる事態になったのでしょう。

ネットワークビジネス自体は、ルールを守って行っていれば、法的にはなんら問題はありません。

ただ、私が知る限り(聞いた限り)、精油を販売するにあたっての商品の紹介の仕方や勧め方に疑問を感じる点が多々あり。

精油を飲む・飲まないの論点、是非も、ズレているように思えてならないのです。

どんな人が、精油を飲むことを勧めているの?

業界のほとんどの団体では、精油を飲むことを推奨しない、もしくは、安全性の高いレシピを資格取得講座などで少し紹介する程度だと思います。

アロマをよく知らない人に、何かあったときの対処法も教えられないまま、積極的に飲む方法を勧めるのは無責任です。

にもかかわらず、飲むことを推奨するのって、どんな方たちなんでしょう。

私が思うに、その大多数は。

純粋で、人の助けになりたい、喜んでもらいたいという気持ちをもった心優しい人。

別の言い方をすると、十分な勉強もしないまま、他人(知り合い)の言うことを鵜のみにし、安易に他人に勧めてしまう人。

飲む云々はともかくとしても。

いずれかのアロマの団体の資格取得を目指し、人に教えるために“必要最低限のアロマの知識”を学ぶだけでも……。

独学も併せて、数十時間~数百時間、期間にして半年~1年は要します。

「知り合いから話を聞いた」、「数時間の講座に出席した」というレベルでは、そもそも何が正しい情報かを判断する力が身に着いているとも思えません。

私は自分で飲んでいるだけ。誰にも勧めない(売らない)という方もいらっしゃいますが、では、あなたに勧めた(売った)方はどうですか?

その方は、あなたに勧めるのに、どれだけの勉強をしてきたのでしょう。

さらに、その方に教えた方は?

聞けば聞くほど、矛盾を感じてしまう

飲むことを勧める方々には、なぜ飲めるのか、なぜ飲むのかという理由(言い分)があるのですが……。

「食品添加物だから」「最高品質だから」「独自の基準で品質管理しているから」「メディカルグレードだから」「おいしいから」「ビタミンCが摂れるから」「100%ピュアだから」etc.

よそのブランドはダメだけど、私たちのものはOK。

アロマをしっかり学んだ人にとっては、どれもこれも納得しにくいものばかりではないでしょうか。

飲むことのメリット、飲んでOKな理由は、そこではないはずです。

でも、アロマをよく知らない人は、「へえ、そうなの⁉すごい」ということになるわけです。

そして、そのアロマをよく知らない人が勧める側になって、アロマをよく知らない人に伝える、のスパイラル。

最後は「自己責任」だから……。心配なのです。

・どの種類の精油をどう飲めば、どんな効果がでるのか
・どんな飲み方が危険なのか
・何かあったときの対処法
・自分が飲んで得た経験

私自身は、このような知識、経験に乏しいので、飲むことはお勧めしていません。

精油を飲むこと自体を意味がないとか、完全否定しているのではなく、必要性のない人や正しい飲み方のわからない人が、勧めたり、飲んだりすることを懸念しているのです。

精油は、スーパーフードのように、ブームで飲むようなものではありません。

“精油を飲む”ことについて皆様に一歩立ち止まって考えていただけることを願って、今後は、安易に飲むことの問題等を、具体的な話でお伝えしていきたいと思います。

このテーマにご興味のある方は、引き続きお付き合いください。

MoaMoa Mommy
精油選びに関してのご相談や「アロマの基本のキ」講座の受講のご希望は、HPの連絡フォームより承ります。